平成25年8月26日月曜日

今日の修練では、基本と、試験準備を行いました。

試験準備で技の復習を行ったのですが、以前に比べ、集中して修練に取り組む事ができるようになってきたように思います。

内容は全然違うのですが、思い返せば、学生の時の部活をしているときのような感覚です。

と言っても、部活と道院の修練は全然ちがいます。
全然違うのですが、何が似ていると感じたかというと『あまり考えず、できるまでやる』という心持ちで取り組めたことです。

私は、ここでも度々書かせて頂いているのですが、学生時代、部活でテニスをしていました。

テニスはスポーツであり、武道とは全く異なります。

けれど、テニスのボールの打ち方にも色々な種類があり、『この角度でこのタイミングで打てば、最小限の力で最大限の早さのボールを打つことが出来る』というものがあります。

これは、フォームと言いますが、恐らく武道でいうところの『形』に近いものだと思います。

このボールを打つときのフォームは、物理的なものであり、○○流とか、クセがあるのはよくありません。あくまで『素直にラケットを振る』というのが理想だと教わりました。

最初はみんなクセだらけなのです。それが、だんだんクセがとれて、素直にラケットを振り抜く事ができるようになっていくのです。けれど、このクセは、よっぽど気をつけていなければ無くなることはなく、逆にクセがつよくなっていくこともあります。

テニスはスポーツですから、このフォームは『相手に勝つために身に付ける』という目的があります。

一方、武道の『形』には『法理、法則を体現する』という目的があります。

この、『目的』の違いが、スポーツと武道に、とても大きな違いを生むのだと思います。

テニスでは、勝つことが最終目的ですから、本当は良くなくても、○○流とかクセが認められてしまいます。

しかし、道院で指導して頂いている少林寺拳法では、まずは『法理、法則』が大事ですから、それから外れているものは直ぐに淘汰されます。技がかからないという、目に見える形で現れます。

スポーツであるテニスでは、勝てれば、そのカタチを認められたので、何も考えずに勝つことを考えて身体を動かす事ができました。

また、テニスはゲームですし、ある意味出たとこ勝負の勝てれば何でもあり、ですから覚えることも少なく、カタチに縛られることは殆んどありません。

しかし、少林寺拳法は、本当に覚えることだらけで、全てに決まった『形』があり、全てに『理、意味』があります。

テニスは何も考えずにできていたのに、少林寺拳法では、覚えることと、形でがんじからめになって、不安と焦りでいっぱいいっぱいになってしまっていました。

それが、最近は少しましになりました。

一つは、慣れて覚えてきたこともあります。

もう一つは、やはり、最近の修練で、道院長より、丁寧に『理』と『形』を教えていただいているおかげだと思います。

そのおかげで、以前はばらばらに覚えていたものが、いくつかに集約され、覚えることが少なくなり、考えたり焦ったりすることが少し減ってきたのかなと思います。

そして何より、『理』を教えて頂き、無心に『形』を行っていると、頭がボーッとして何も考えられなくなってきます。

そうすると、そのあとの技の修練でも、頭を使い過ぎなくて済むのかなと思います。

その、何も考えないでやるというのが、学生次代に楽しんでいたテニスにつながり、懐かしいと思えたのです。

本来、少林寺拳法は何も考えずに行うものなのだと思います。

修練では『何も考えずにやりなさい』と指導して頂きますが、何も考えないでやるためには、やはり、ある程度のことを頭に入れておかなくてはなりません。

テニスでは何も頭に入れなくて、何も考えずにプレイしていたのです。それでも、勝てれば何も言われませんでした。(もちろん、最低限の知識はありましたが。)

少林寺拳法では、全てを頭に入れた上で、何も考えずに技を行わなくてはなりません。

分かった上で考えないで身体を動かせるようになるには、とても時間はかかると思います。けれど、出来てくると、すごく面白いのではないかと思います。

基本的に、私はものを覚えるのが苦手ですから『少林寺拳法は覚えることが多くて大変だ』という気持ちがあったのです。

しかし、考えてみれば、こんなに『形』をたくさん教えて頂くことは、他にないと思います。テニスのフォームだって数種類を組み合わせたもので十分いい試合はできます。
しかし、少林寺拳法ではそうはいきません。技の種類だけでも、三桁を超えるのです。

それらを覚えていくには、やはり『たくさんの形を教えて頂けることがありがたい』と思えたらいいなと思います。

そのような気持ちで、試験準備として、一つ一つの技の『形』や『理』をしっかり覚えていけたらと思います。

(沙弥 記)

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