平成25年10月31日木曜日

今日は、基礎修練を行いました。お互いに向かい合い、攻者は左もしくは右中段構、守者は開足に立ちます。守者に対して攻者は上中二連突を行います。皆頑張って上中二連を突くのですが、相手にどのような影響を与えているのかを意識していないと道院長より指導して頂きました。

順突で影響を与えていないということは、実践では役に立つことはありません。順突を見て怖いと思わないということは拳が届いていない。少し手前で拳が伸びきっている。また守者から攻者の拳が見えているので怖さを感じない。守者も攻者からの攻撃を見て涼しい顔が出来るのは攻者の意図を感じない。もしくは本気で突いて来ないと思っている。守者も常に攻者の攻撃が本気なのかどうかをしっかり見る目を養う必要性があると言われていました。

 ただ殴り合う事を目的にしているわけではありません。これは自分のやっている事が相手にどう伝わっているのか?相手が何をして欲しいのかを感じる為の訓練になります。人間はただ突くよりも、拳の先から何かが出ている事を意識する方が、ただ突くよりも効果が高いのです。なので目の前にいる相手を見て突くのではなく、相手の背中を意識するとか相手の後ろの壁を意識する。そうすると意識がその先に流れるようになり同じ突きでも伝わるものが出て来ると道院長は言われていました。

 また科目の復習では、待蹴を行いました。この時も同様に相手にどのような影響が出ているのかを意識して行うように指導をして頂きました。
基礎修練をする際に胴を付けて修練を行っていたのですが、待蹴を解りやすくする為に胴を外して行いました。胴を外す事で緊張感が出ます。攻者は突くという意図がはっきりしています。ですが守者になると遠慮しているのか攻者を気遣ってか攻撃が遅くなったりする組がありました。

 その際、道院長はまずは守者は攻者に軽くでも良いから蹴る間隔を覚えさせてもらう必要があると言われてました。ただ闇雲に蹴るのではなく相手の何処を蹴るという意識を守者側がしっかり持つ。持つことによって攻者側に突きに行ったら危ないと思わせる事が出来る。道院長が見本を見せて下さると不思議と攻者の役の人は動く事が出来ません。また足底全体が当たるよりも一部分が当たるだけでも十分効果はあるとも言われていました。

 私は修練を行う時には目の前の相手ばかりを見て攻撃を行ってしまいます。その為か周りを見る事が苦手です。相手を見るのは八方目ですとよく道院長や先輩拳士に言われるですが緊張すると直ぐに意識が狭くなるように思います。また相手を見ているようで見ていない。人を人として見るには相手の中に起きているであろう感覚を見れないといけないように思います。相手が攻撃する前には攻撃する前の変化があるはずです。ですが、動体視力や反射神経で行う癖が付いているからか相手を感じる事を難しく感じます。ですが今回の修練を通して相手にどう影響を与えているのかや自分の意図を相手に通す事がこういう風に行うものなのかというのを感じる事が出来ました。待蹴を行っていた時には不思議と相手の動きを止める事が出来ました。ただ今の段階ではまだ動体視力に頼っている所があると感じます。攻撃が来るなと感じる方を鍛えていくことでまた修練のやり方も変わっていくのではないかと感じました。

(沙門 記)

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