平成27年3月23日月曜日の修法記

合掌。

本日は基本を行った後、科目の復習と錫杖を行いました。

復習科目は先輩拳士に教えて頂きました。

●待ち蹴
相手の顔や身体ではなく足が動く瞬間を見る、つまり八方目が大切。相手が動き始めてからでは遅いのです。相手が動き始めてるということは、相手はその勢いにもう乗っている。だから蹴り負けるのです。先に足を蹴っているイメージをしておくと速く蹴返せます。

●短刀突込み下受打落蹴
基本的には下受蹴と同じ動きをします。相手が短刀を持っている分、確実に相手の腕のすぐ外側に入り相手の肘を相手の正中線の方向に向けさせる。すると、相手は崩れその後も反撃出来ない体勢になるのです。その体勢を作ってから、相手の「寸脈」又は「交叉伸筋腱」又は「親指の付け根」を狙って打ち込みます。この時も肘から腕を振り上げたら、自分の正中線に沿って肘からまっすぐ下に腕を自分の腕の重さを使って降り下ろします。

道院長には以下のように錫杖を教えて頂きました。

錫杖
●錫杖は動きを区切るのではなく円を描くようにして次の動きに移行する。錫杖で受けから攻撃に移行する時など皆は次の動きに移行する時に動きが切れてしまっていますが、そうではなく動きを連動させてゆく。区切ると次の動きに移行するのに時間がかかってしまい、その隙に相手から攻撃される可能性があります。

●上段と中段の攻撃に対して、待機構の要領で錫杖を構え→内受して直突→中段への打込み→相手の錫杖を打落とす。この内受してから直突に移行する際にも、区切らないことが大切です。区切ると力が相手に伝わりませんし、相手に打ち込まれる隙を与えることにも繋がります。

●錫杖で突くときは必ず手を内側に絞りながら突き出す
皆は錫杖を置きに行っていて、手はそのままになってしまっている。そのままの持ち手だと受ける側に負けてしまいます。突く時に手は錫杖を絞るようにして突くことで自分の力を伝えることが出来ます。

(考察)
錫杖を使った技をしていると、なかなか様にならないなと感じます。しかも普通に技をするよりも、もどかしさはさらに増えます。突きにしても、自分が出している力全てを錫杖の動きとして出せているかと言われたら違うように感じますし、実際に当たっても思うような威力はありません。受けにしても同じで、自分が出していると思っているだけの力が錫杖の動きとして出ない。その上、変に力ばかり入って疲れる。このような状況でもし相手が全力で攻撃してきたらそれをかわすことはなかなか出来ないでしょう。だから、武器を持っているからと言って、本当に強いとは一概には言えないなと思いました。
拳でも錫杖でも、そこにエネルギーを伝えて出さないと本来の力を発揮できないのです。特に錫杖はそれが如実に出ます。私が錫杖を使う時は力がまだまだ入り過ぎ、そのエネルギーが相手に伝わると言うよりは自分に返ってきてしまう感じです。しかし、疲れてくると関節の力が抜け、その時の方が錫杖の重みが相手に伝わり上手く力が伝わった瞬間がありました。力を相手に伝えるには先ず自分が力まないことが大切だと改めて思いました。
また、拳と錫杖では同じ動きに見えても動かし方が違うこともあるのだと思います。例えば、手で内受をする時は前の手を出します。しかし、錫杖を使う場合は主に後ろの手で錫杖を前に出すのです。錫杖を使った場合と、使わない場合では動きは同じに見えても手や足の動きが違うこともあることに初めて気付きました。
人は固定概念を持ちがちです。こうすればこうなるハズだという思いが自分の枠を作り、動きを固めたり可能性を狭めたりしている気がします。新しいことや初めてのことを学ぶ時、それを外すチャンスだと私は思います。錫杖を使った技を学ぶことは私にとって難しい道です。しかし、自分の枠を外す良い機会でもあるので1つ1つの動きをいろいろな視点で見てゆきたいと思っています。

結手。

(井上 恵以子 記)

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