平成27年7月13日月曜日の修法記

本日の修練では、基本及び法形科目の応用を指導して頂きました。

「逆手投」
法形では逆手の形を作って投げまでを行いますが、本来は逆手の形を作るまでの右手の操作だけで相手をゼロ化できると指導して頂きました。
相手の肘に豆状骨で軽く触れ、自分の肘をポンプのようなイメージで使って相手に寄ります。外巻天秤もこの要領で、腹から腕が出ているようなイメージで行います。この時相手は重力に逆らって無理して立っているのだから、無理せず重力に従い楽に横になってもらうことをあらかじめイメージしながら行います。

「龍投」
逆手投と同様に、きっちりと形を取る以前に相手をゼロ化する方法を指導して頂きました。逆小手が流れて右手を差し込んでから、肘をポンプのようなイメージで使って相手に寄り、そこから相手の足元に指先を向けて息を吐きます。それが外に流れると相手の肘が伸びてしまうので、常に中心線を想定して内に内に意識を向けるようにします。

他にも「巻落」「片胸落」「十字抜」などの応用も体験しましたが、全ての動作において意識するよう指導して頂いたポイントは、正中線をやや前に倒すイメージで立つことです。
エネルギーは地面を通って足元から身体の背面に流れ、頭から発しているイメージでいると氣が出ると、ちょうど縄跳びのようなイメージだと、指導して頂きました。法形の修練において、常にそのエネルギーの円流を意識して、氣を拡大していくと、肘を伸ばして曲げての運動と瞬間の足運び、体捌き、全く力の入れていない掛手だけで相手はボールのように弾んで崩れていました。

また、基本動作においてもそのエネルギーの円流を意識し、頭から発しているイメージを丹田から発しているイメージで蹴上になり、膻中から発しているイメージで突きになると指導して頂きました。

技術修練の合間の説明の時間に、道院長は「武道の達人というのは、結局は引き寄せの達人である」ということも併せて説明しておられました。
宇宙の本質は突き詰めて言えば「創造」であるが、ふっと思ったことが現象化したり、こうあれば良いなと思ったことが実際にそうなったりするのは、この修練で行っているようなイメージの使い方が潜在意識に染み付いているからだということでした。

武道の達人と言われると、私にも「全て思い通り」という印象があります。相手が剣を振り下ろしたと思えば、達人はその懐に入っている。相手は自分で剣を振り下ろしたと思っていたけれど、実は全て達人のシナリオ通りだったとか、そういう印象で、波立っていない水面のように何でも映してしまうのです。

道院長は、これは武道の世界だけではなく日常生活でも同じことで、そういう観点から武道の修練で得たものを日常生活に還元していく必要があるということをおっしゃっていました。

更に深い内容に入っていって、心持ちを新たにこれからも取り組んでいきたいと思います。

(梅田海来 記)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中