平成27年9月3日木曜日の修法記

今日は基本修練、科目の復習を行いました。

「片手押抜」
どの法形にも言えることですが掴まれたところは相手の物として考えます。
掴まれた所を動かすには力の差があれば難しい。
ですが肘から動かすことをメインにすると自然と相手が崩れる形になる。
崩れる形になるからこそ内腕刀打が出来ます。
ただ肘を前に出そうとすると相手の親指に当たってしまい動きません。
副道院長は短刀を使って腕の回し方を見せてくださいました。
相手の親指の力の入らないところに手首を沿わせるようにすると自然と抜ける。
相手の頭を崩すようにすることを指導して頂きました。

「片手押小手」
副道院長からは特に手鏡を見るようにすること。自分の手首の力で相手の手首を返すのではなく、押抜の時と同様に自分の肘を使って相手を崩すことを指導して頂きました。
手鏡を見るようにすることは相手との接点を減らすことに繋がります。また左手で掛手をする母指丘を出させることに繋がります。
肘を使うことによって例え相手の手首が固かったとしても力が通ります。
手首で相手の手首を返そうと思っても相手の手首が固かったら動きません。
ですが、肘から動かすことによって手首に力をかけずに相手の体を返すことが出来ます。
手首を返すことを考えるとどうしても手首ばかりを見てしまいますが、相手の体を上に向けることを意識して行うと体が返りやすくなるようになります。

「小手巻返」
掴まれた時に相手の体重を動かせるようにする。
しっかりもたれてしまうと相手が動きにくく痛めて取ることになります。
相手の頭が少し小指側に乗るか、もしくは相手の内側に体重を移動させると相手が崩れ易くなります。また、自分の右股関節から左の股関節を通って手首を返す形をしっかりと作ることを指導して頂きました。

「袖巻返」
小手巻返と動きは同様です。袖を掴まれる分難しいように思いますが、肘をしっかりと使うことで小手巻返よりも簡単に相手を倒す事が出来ます。
掴まれた時に相手の内側に入り、鉤手を作り肘で相手を少し前に動かすようにします。
左手で返す力が入り過ぎると相手も手首を痛めることになります。
なので体捌をしっかりすることと、小手巻返と同じように右股関節から左股関節を通るようにして相手を返します。

今日の修練では肘を使うことを重点的に行ったように思います。手首は使って返すことは簡単なようで力の差があれば逆に自分が崩れる結果になります。
また手首では相手の加えてくる力を感じることは難しいように思います。
相手が掴んで来てくれる動きや力があって初めて技は成立します。
攻者にもしっかりと攻撃方法を覚えておいてもらうことも重要です。
今回のように片手押抜であれば後腕捻上、押小手であれば丁字で外関を攻める。といった攻撃があるから守法を取れるし相手を崩す形に繋げることができる。
相手を感じる為には自分自身の力を抜く必要があると思います。手首で詰まるということは自分の思考がそこで止まっているということです。
自分自身では今日副道院長の仰られている肘の動きが出来ませんでした。
自分の力を使うばかりで相手の力を感じて技をかけることが出来たとは言えません。
相手の力の感じることは改めて難しいと思いました。

以前聞いた話の中で道院長から自分の重さを使うことをお話して頂いたことがあります。自分の重さを使う為には自分の重さを感じる必要がある。木刀を振るのでも自分の力で振るのではなく重さで落ちていくようにして振る。そういう動きをする為にはまずは感じる必要がある。その感じる為には力を抜く。今の自分には力を抜くことは寝ている状態になってしまいますが、立っていても何かをしていても力を抜くことを修練することは出来ると思います。筋力ではなく、重力を使うような修練をしていけたら良いなと感じました。

(近藤健太郎 記)

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