平成27年11月9日月曜日の修法記

合掌
この日の修練では、各クラス毎に分かれ、復習を行いました。
私は、有段者の拳士たちの復習をお手伝いさせていただきました。

中段返
・待機構は相手にまっすぐ正対せず、横三枚を相手に向けて誘う。
・下受は横に出さず、身体の中心から真っ直ぐ出すようにする。
・前足を少し引き、踵を前へ出して下受をする。
・身体を割って前三枚をかわし、相手の蹴りを吸収するイメージで行う。

などをアドバイスさせていただきました。

その後、横田道院長より易筋行を各種教えていただきました。

①相手と中段構で対構になり、拳と拳が触れ合うくらいの距離まで近づき、そこから頚脉へ手刀を当てに行く。それを相手は前の手で止める。
…手刀を止めようとするときは、相手に対して腕と腕でぶつかり合って止めようとします。
 しかし、自分の頚脉から腕が出ているようなイメージで腕を前方へ出しておけば、相手は頚脉に当てることが出来なくなります。
 その状態で、相手との接点はそのままにして、身体だけ一瞬後方へ逃げなさいと教えていただきました。
 一瞬逃げて、その後相手に近寄る。この時、自分の肘は自然と曲ります。
 近寄った時に相手のお尻・または仙骨を触れに行く様にすると、相手の力が抜けてコロンと転がります。
腕はぶつけたり押したりするのではなく、センサーとして使います。真っ暗闇の中で手探りをしているようなイメージだそうです。さきほどの中段返も、待機構の時に手をセンサーにしておくだけで、あとは少し身を返すだけで相手が崩れるのだそうです。
 
 横田道院長がおっしゃるには、「ストレスで駄目になってしまう人は、ストレスに【強い】からつぶれてしまうのです。ストレスに【弱い】人はすぐに逃げることが出来る。だからつぶれません。そして、逃げたらすぐに真っ直ぐ起き上がる。立ち直りが早いのです」とおっしゃっていました。
 また、相手に近寄る時には、相手が自分を崖っぷちから引きあげてくれるありがたい存在だと思いながら近寄るようにとご指導いただきました。

②逆小手
…相手に腕をひっぱられます。普通は、引っ張られても動かないように足を踏ん張りますが、横田道院長は、引っ張られたら引っ張り返しても良いではないかとおっしゃいます。お互いに引っ張って、相手が手を放したらお互いに後ろに崩れる。その瞬間に、ダッシュで逃げたら良いということでした。
  今回行ったのは、逆で手を掴まれた時に、正中線を一瞬返すだけで相手が瞬時に【引き込まれる→後ろに崩れる】ということが起こり、そのまま後ろに転がってしまうというものでした。
 つまり、一瞬だけ相手に影響を与えることで相手を崩します。
 開足中段から振子突を行うにしても、ただ単に身体を大きく振って突き手を出すということではなく、中心を少し返す、という動きが突きに伝わることで成立するのだそうです。
 
 今回の修練で感じたことは、人は掴まれたり攻撃されたりすると、その一側面に対して大騒ぎして、大げさに対処しようとしてしまいます。
 しかし、横田先生もよく、「手首を掴まれてもそれ以外は自由に動けるではないか」とおっしゃいます。
 私も、手首を掴まれてしまうと、それだけを対処しなければならないと思い身を固めてしまいますが、視野を広げてみれば、9割5分は自由に動ける余地が残っています。
 攻撃する者も同じで、掴めば相手を制したと勘違いします。しかし、そうではない。自由に動ける余地をフルに活用すれば、いくらでも活路は見出せるのだと思いました。
 そう考えると、人間はどこまでも自由ですし、自由自在になることによって、無敵の境地に一歩近づけるのではないかと思いました。
 以上、ありがとうございました。
結手

(嶋立歩美 記)

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