平成27年11月19日木曜日の修法記

 本日の修練では、基本稽古の後、有段者と級拳士に分かれて復習を行いました。
 私は級拳士とともに、下受蹴、天地拳第一系相対、龍王拳第一系相対の復習、そして特に「逆小手」の復習を重点的に行いました。

 逆小手は、段位が上がると変化技が出てくることからも分かるように、相手の身体の柔軟性やお互いの体格差などによって、対応の仕方が大きく変わる技の一つであると認識しております。普段手首は硬く力も強い男性拳士と組むことが多い中で、女性拳士のように手首が柔らかい方と組んでみるとその差がよく分かります。

 級拳士と組むのは、今回が初めてでした。そこでは倒れることにまだ慣れていない感じが見受けられたり、有段者の方より力みを感じましたが、その力みを生じさせない技術こそが龍王拳系・龍華拳系であると改めて感じます。
 手首を掴まれると、それ以外は自由に動くことができるにも関わらず、皆んなが皆んな全身を捕らえられたかのように固まって、大袈裟に対処しているとご指摘を受けたことがあります。そうするのではなく、自身が流れるように動いて、相手の力を抜かせる必要があるとのことを、その時は指導して頂きました。

 今回は法形通りの逆小手を指導して頂きましたが、その動きの中でも、
 ⑴掛け手は自分の丹田の前で行う
 ⑵小手抜のイメージで相手を引き寄せる
 ⑶腰を切り返して基準線を作る
 という三点がありました。特に肩甲骨と膝を使うイメージがありましたが、三点全て自身の正中線を中心としたアプローチであり、手首を掴まれて全身を固めてしまってはそれが成り立たないことを、法形通りの手順を通しても理解できました。

 級拳士の方との修練では、自分の動きは良くも悪くも癖付いている部分があることを見せて頂いたように思います。
 例えば、悪い部分をあげると、逆小手で相手を崩した時に、何かが引っ掛かって右足親指の爪を負傷してしまいました。以前にも短刀や六尺棒で負傷したことがありますが、いずれも体捌きや足捌き、間合いの不適を身を以て感じることができた出来事です。

 自分自身の癖が同じ方との修練では見落としがちになっていることを痛感・反省すると同時に、我を張らずにその癖を解消していくことができれば、あらゆる状況において自由自在に変化・適応できるのだろうと感じました。

(梅田海来 記)

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