平成27年11月26日木曜日の修法記

本日は復習科目「内受突」「下受順蹴」「片手寄抜」「切小手」「切返小手」を行いました。
副道院長からは以下のように教えて頂きました。

胴突→胴突は相手の胴ではなく、その後ろの壁を突くイメージで行うこと。そうすると相手に通ります。
内受突
まずは基本の動きを意識して下さい。受けた時に相手が影響を受けて崩れているのか、逆突が打てるよう中段が空いてるのか、そして天宗に熊手打をして相手から遠ざかっているのかをよく見て欲しいです。
下受順蹴
かわすのは拳1つ分で良い。でも、皆はそれ以上に避けようとしています。攻撃は点でなく線で来ます。だからそのイメージをしてかわすのです。
例えば、二人の間をすり抜けようとする時に、二人を意識するのか、向こう側にいる人に会いに行こうとするのかで身体の動きが違います。この体捌きが大切なのです。
片手寄抜
親指側のとう骨を外すと抜けます。その親指をどう抜くかを考えてかけるようにして下さい。持たれた手を少し内側に傾ける。すると相手の親指がとう骨から外れて抜きやすくなります。
切小手
自分の親指を切るようにかけます。だから切小手と言う名前なのです。でも、ちゃんと切る形が出来ていない人が多い。
また、相手を手先で動かそうとするのではなく自分が動いてその形にもってゆくことを意識して下さい。
切返小手
相手がかかるまいとして肘を上げるので、その肘と自分の肘が一直線になるようにしてかけます。相手の右腹部を踏むと相手は残気を吐き出しますが、単に上から下に踏むと相手はなかなか吐けません。内から外へ少し滑らすようにして踏むと吐き出さざるをえなくなります。

〈考察〉
 最近は級拳士の方々と同じ技をする時間が多く、級科目を復習させて頂くことが増えました。私が初めて技を教えて頂いた時には無我夢中でやっていましたが、技や動きが思うように出来なかったり、ポイントが分からないままにやっていたと今考えると思います。しかし、数年後の現在やってみると、スッと出来たりどこを極めたら良いかが分かってきたりしていてこの差が面白いなと思います。
 以前、級拳士時代、どの技もきちんと出来ていないように感じるのに、どんどん技が進んでゆき不安でした。そんな時に先輩拳士に言われたことですが「進んでゆくに連れて新しい技には基礎の動きや以前の技の要素が含まれているので、いつの間にか技や動きが出来るようになったり、理解出来るようになっているから大丈夫ですよ。」と言って頂いたことを思い出し、今の自分と照らし合わせても本当にそうだなと実感しました。
私が少林寺拳法を始めたばかりの頃は、周りの人と比べて下手だなぁとか、なんでこんなに自分は出来ないんだろうなと思っていましたし、出来ない技はずっと出来ないままだろうと思っていましたが、今考えると私は私自身に出来ないと言う評価をしていたなと思いますし、そんなイメージをしていたのですからそのイメージが現実化して当然だったのでしょう。
しかし、何度も復習して技をやってみるとだんだん変化がみられ、以前と違う動き方や客観的に自分をみながら動けている感覚がありました。もしこれが、完璧に出来るまで科目は進めないとなっていたら、時間もかかりますし、動きも考え方も固着してくるように思います。本当に少林寺拳法は上手く出来ているなと思いました。
例えば、何かうまくいかないと思うことがあったとしてもそこに固着し居着かないこと。そして、例えそこから離れたように見えても意識をその方向に向けて目の前に出された課題に1つ1つ向き合ってゆけば、いつかまたそこに戻った時に出来なかったことが出来ていたり、無理だと思っていたことが意外と簡単にクリア出来たり、想いが相手に伝わったりするのではないでしょうか。
技でも人でも距離が近すぎて見えなかったことが、一端離れて八方目で見てみると見えてくるものがあり、何事も点でなく線で存在していて、全てはどこかで繋がっており、諦めず今やれることをやり続ければいつかは宇宙の法理法則に辿り着きまた1つになれるのではないかと感じます。日常でもそういう意識を持ち、視点を固着させず柔軟に物事を見て動いてゆきたいと思います。

(井上恵以子 記)

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