平成28年2月8日月曜日の修法記

今日の修練では科目の復習を行いました。
「送巻天秤」を行いました。
副道院長に指導して頂いたのは「相手の背骨を固める」ということです。
送巻天秤の際に固めを行うと相手の肩が軟らかいと受身を取って抜け出ることができます。そのようにならない為に腕ばかりを固めるのではなく腕を通して背骨全体を押さえるようにすると相手が受身を取ることができない状態を作ることができると指導して頂きました。

その後は先輩拳士にアドバイスを頂きました。
「固める前には緩めておく」
送巻天秤を行う際に左手と右手で相手の左手を固めます。直ぐに肘を攻めて固めようとすると攻者は肘の痛みから肩まで緊張してしまい思うように肩が返らないようになります。送小手の動きを利用するのに必要以上に肩を固める必要はありません。なので手首を左右の手でしっかりと把持して肘、肩、首と連動させるようにすると自然と相手が崩れていきます。その上で最後に肘を締めて急所に効かせる方が良いとアドバイスして頂きました。

「崩した時に相手の前に出過ぎない」
送巻天秤をして相手を倒しても攻者の前に足を入れてしまうと固めが甘いと反撃をくらいます。倒すことに必死になると攻者を見る余裕がなくなります。あくまで守者からは全体を見渡せて、攻者からは攻撃できない位置を保つことを意識するようにアドバイスして頂きました。

全体を通して感じたのは自分自身が指導して頂いているのを理解できているのかなと感じました。指導して頂くことは共通することが多々あります。今回は「背骨を固める」という言葉が非常に響きました。
本当に背骨が自分の技で固まっているのか?自分のしているのは力技になっていないか?固めるだけなら力でもできます。
ですが自分の力では年齢を重ねると弱くなる。
そうではない力を使うようにしなさいと副道院長はよく仰られます。開足中段構からの振子突でも突くのではなく自然と拳が出る形を作るようにしなさいと指導して頂きます。今のところ拳が先に出過ぎていますねと仰られます。
目に見えるものばかりを見ていると見えないものを意識しなさいと言われた時に途方に暮れます。見えないのだから当然だと思います。でもそういう物はあるからこそ見なさいと言われるのだと思います。背骨と言われるのも自分が見ているのは背骨よりも表層の背中全体ぐらいでしょう。もっと深く、もっと奥に見えるものがある。同じ言葉、単語でも意味合いはきっと大きく違います。そういう深さのあるものを体得するには言われたことをまずは素直に聞いて実践してみる。例え見えない物だったとしてもあると信じてやり続けることから始めるしかないと思います。
今は見えませんが、見えないものを信じてまた修練に望んでいきたいと思います。

(近藤 健太郎 記)

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