平成28年4月21日木曜日の修法記

本日は、組演武の指導をしていただいた後、道院長により法話と、その内容に応じた身心操法を指導していただきました。

私は組演武の中で、一度構えを解いてから相手の衣を取りに行くという構成を入れていました。道院長に見ていただいて、構えを解くということは、構えて対面するよりも難しいということを教えていただきました。
ではどうするかというところで、道院長が実際に動きを見せてくださいました。それを受けて、取られ役をした私のペアの方が「正中線に入られているようで、固まって動けなくなる」と、その感覚を伝えてくれました。
その感覚をヒントに数をかけて試していき、私のペアの方も私自身も、全然うまくできないというところがあったので、最後にもう一度、道院長に教えを請いました。
「風格が必要なのです。これは無の状態で滲み出る何かがあるということです。無の状態になるのが一番難しいのです。こういうのは見て聞いて、すぐにできるものではありません。普段から練れているかどうかです。」

他にも下段返を含む構成で、腰を切る一瞬、意識が完全に外に向いているということなど、身体の前にある意識の状態を見たうえでの指導をしていただきました。
また、氣合がまだまだ出ていないので、腹から全部出すようにも指導していただきました。

意識や氣合(呼吸)という日常にあるものが重要で、全てそこに出ているのに、自分ではそれに気づかずに出し切れていない状態を見て、是正していこうと思います。
どこか特別な区切りがあるわけではないというところは、まさに禅の修行だと思います。

法話では、人間の脳の力についてお話ししてくださいました。
普段私たちが何かを考えたり、計算をしたりという脳を使っている状態に比べ、ボーッとしている状態はデフォルトモードネットワークと言って、脳が約20倍も活性化されるそうです。そのボーッとした状態が平常心であり、とても重要だということでした。
それでは、私たちは何もしなくていいのかというとそうではなく、矛盾するようですが「繰り返すこと」が重要だということです。頭を使うだけではだめで、身体を使って繰り返し、深めていくことで、潜在意識のレベルまで刷り込んでいく。そこに思考を超えたものがあるのだと思います。

教典にもある般若心経の「空」の境地だと思いますが、仏門拳法の修行がそういう順路を辿って、本当に科学的に、意識を変え脳を変え、結果として人を変える方法であるのだと、感じました。

(梅田 海来 記)

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