平成28年6月30日木曜日の修法記

本日は基本を行った後、復習科目として「小手抜」「片手、両手押小手」「片手送小手」と新科目の「振捨表投」を行いました。

副道院長からは以下の様に教えて頂きました。

本日は技を行う前に「左脳でなく右脳を使って技を行ってみて下さい。考えるのではなく、感じること。目でみているものをどうこうするのではなく動き出す前から存在している流れを感じること。相手の動きや動きの出所にある思いを感じて動くことを意識して下さい。」とご指導頂きました。

小手抜
持たれた場所ばかりを見ていても抜けなかったり、抜こうとするこちらの力が相手によりエネルギーを与えてしまいます。そうではなく、その前から出ている相手が「掴もう」とする気持ちを感じておくのです。すると流れが分かります。

押小手、両手
攻者の人は、相手が鈎手になった後に押してみて下さい。相手が押してくるのに対して相手の正面で技をしようとしても相手の方が強く、更に押されてしまいます。押してくる流れを止めようとしても相手が強くなるだけです。止めようと力で応戦するのではなく流すことを意識して行って下さい。

片手送小手
相手に押されたその流れを邪魔しなければ相手は爪先立ちになって自分に頼る形になります。そうなった相手の肩を返して送るようにします。

振捨表投
一本背投をしてくる相手の動きは速いので捕まれるまでに守者が速く入ることを意識して下さい。形としては、逆突きをするイメージで相手に入り、相手のお尻を触りにゆく要領で相手の肩を送ると相手は倒れます。

〈考察〉
本日の修練の初めに“目で見るのではなく「感じる」ことを意識して下さい”と言って頂いた時に、私はついつい相手の攻撃を目で追ってしまって流れの無い動きや力ずくで痛いだけの極めをしてしまっているなと思いましたし、そんな自分が嫌でした。
相手を感じ、相手の動きの出所を感じることは答のない答を探しているような感じがします。私の中では「感じよう」としてもなかなかそれが本当に相手の流れや思いなのか確信が持てません。でも極力自分のフィルターの色を無くして、「感じようとする」と「なんとなくわかる」位には少し近づけているのかなと思いますし、何より痛くない技を追究することは楽しいです。
確かに、痛みを知ることは大切だと思います。知っているからこそ弱さを知り相手に与えたくないと思えるからです。しかし、私は痛みがあるとどうしてもそこにフォーカスしてしまいがちで技の本当の持つ意味を感じるまでになかなか至ることが出来ませんでした。最近、やっと少し技の持つ意味や本当の武道の面白さを感じられているのかなと思えるようになりました。
これからも、相手の流れを感じ、自分のことも感じながら修練に臨めばより実のある時間になると思うので心がけてゆこうと思います。

(井上恵以子 記)

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