平成28年12月1日木曜日の修法記

 本日の修練では、鎮魂行、基本修練の後、二段拳士の三段昇格試験準備のため、三段の柔法科目の復習を行いました。全ての柔法科目を一通り確認した後、副道院長より次のように指導していただきました。

 (送片手投に苦手意識がある拳士に)たとえば、送片手投をうまくなりたいのであれば、苦手な送片手投を何度も繰り返し行う必要はない。拳理を理解しているのであれば、片手投を練習すれば良い。特に、片手投に対して苦手意識がないのであれば、送片手投に対しても苦手意識はないはず。そうでないということは、技を別々のものとして見ているということです。
 昔は、技を途中で止めてやり直しをすると怒られた。技を途中で止めない。その時、何度も繰り返し行うということは、すなわち身体にその動きをすり込むということになるから、技を掛ける方だけではなく、掛けられる方が誘導してあげることも大切です。

「片手投」
 肘を曲げさせてとる方法もあれば、肘を伸ばさせてとる方法もある。どちらにおいても「1、2、、、」とポイントで力を掛けようとしているが、常に力を流し続ける。手首を額の前から離さない。片手投の感覚が身体に馴染んでくると、送片手投でも片手投を行うように意識して行えば感覚が変わります。

「切返小手」
 縦に切小手を掛けるようにしてとるのは、法形通りの形。それができるようになったのであれば、次は相手の詰まりを抜く訓練をしなければならない。相手が詰まる時には一刹那の間があるから、それを感じてみてください。

「切返投」
 相手が切小手から逃れようと手を離した後、小指側から相手を浮かせるようにしてとる。この時、相手の重心を預かるようにとり、相手が自分の足の一本になってくれているようにする。単に相手を浮かせようと手で掛けていっても重くて無理なので、もう一人の自分が相手の後ろに回って、お尻をふっと浮かせるようなイメージで行います。

 今回、私は練習相手という形で参加させていただいた昇段試験準備でしたが、副道院長の言葉に「実は、技は掛けている方よりも掛けられている方がうまくなる」というものがありました。私も無意識に「こうすればこうなるかな」など、技を感じようと集中しているのは、技を掛けている時よりも掛けられている時だなと思います。一人では出せないものを引き出しあって、活人という部分に繋がっていくように取り組んでいきたいと思います。

(梅田 海来 記)

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