平成28年12月5日月曜日の修法記

 本日の修練では、基本稽古を行った後、道院長による特別講習がありました。

 まず初めに、氣のキャッチボールを二人一組で行い、その後グループに分かれて氣のドッチボールを行いました。その後、二人一組になり、片方が寝転がり片方が片腕で寝転がっている相手を起こすということを行いました。起こし方としては、まずは腕力だけで相手を起こしてみる。それから、相手の目を見て相手と手のひらを合わせて片腕で起こす。次に目、または印堂を見て手のひらを合わせずに片腕で起こす、という方法で起こしやすさの違いを確かめながら行いました。

 次に、正座の状態で相手に片腕を押さえてもらい、もう片方の手のひらを相手と合わせ相手の目を見て寝かしつけるように倒す、ということを行いました。

 次に、正座の状態でお互い腕を伸ばした状態で手のひらを合わせ突っ張った状態になり、片方は腕立て伏せのようなイメージで手のひらを合わせたところを地面とイメージして、その場所は動かさずに相手の目を見て、相手が倒れそうになった時に寝かしつけるように相手を倒すことを行いました。

 次に、正座の状態で相手が自分の片腕を両手で力いっぱい押さえつけ、相手の手を動かすことができるかを確かめてから、両手にお茶碗とお箸を持っている手の形にしてから、相手を動かしてみる、ということを行いました。さらに、今度は相手に両腕を力いっぱい押さえてもらい、同じくお茶碗とお箸を持っているイメージで相手を動かせるか、ということを行いました。

 次に、立った状態から相手に自分の両腕を股関節の部分に押さえつけてもらい、その状態で腕を押さえられている側が歩こうとするので歩かせないようにする。そして、歩こうとしても相手が押さえつけるので歩けないことを確認し、そこからお茶碗とお箸を持った手の形にして歩いてみる、ということを行いました。

・考察
 本日の修練は法形修練ではなく、少林寺拳法の教えの一つである仏教や宇宙の法則を誰にでも体感できる内容でした。特別な動きは必要ありませんが、自分の意識を普段の自分の意識から変えていくことが必要になります。また、今回はお茶碗とお箸を持つ形にするだけで、人は強くなることを教えていただきました。日常生活で何気ない動作をしている中に実はとても重要な意味が隠されていることを道院長に教えていただきました。また、お箸の置き方についても日本だけがお箸の先端を相手に向けないことを教えていただきました。こういった日本の文化に伝わっている形は一つ一つに意味があってやっているということを今回学ばせていただきました。日本の文化がなぜ和の文化と呼ばれているか。その理由を体を動かしながら、楽しく教えていただきました。普段の法形修練ではどうしても対立する意識を持ってしまうため、その意識を日本が持っている和の意識へ変えていくことが法形修練や日常生活において大切なのだと氣付かせてもらうことができました。

(山崎 颯太 記)

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