平成29年3月13日月曜日の修法記

 本日は三段の試験準備を行いました。

 先輩拳士には以下のようにご指導頂きました。

●天地拳第二系 相対
しっかり攻撃をすることを意識して下さい。しっかり入り、しっかり攻撃をすると相手は体捌きや受けをしっかり行えます。当たらなさそうな攻撃に対して受けを行っても、形をなぞっているようにしか見えません。形が決まっているのですから、その動きの中で何を表現するかが大切です。

●蹴天一掬投
段位が上がると一つの動作に見えてもいくつもの要素が含まれている動きをしないといけなくなってきます。蹴天一掬投は、受けながら腰を返しその動きを次の金的蹴や掬投に伝える必要が出てきます。ですから、体幹を使って早く動くことが要求されます。また、相手が突き蹴りと連攻撃で勢いに乗っているので、外受け、金的への蹴り、掬投で相手の勢いを止められているかが重要です。

●乱取り(運用法)
乱取りを行う際に、少林寺拳法は守主攻従ですから守りが主体です。ただ、守りと言っても避け過ぎたり、後ろに下がったりするのではなく、攻撃を誘いながら、いつでも反撃が出来るように構えていれば、受けながらも前に入ることが出来るのです。

〈考察〉
 本日は実際の試験を想定しての修練と、最後に乱取り(運用法)を行いました。私は乱取りが苦手です。やはり、どんな攻撃が来るかと思うと恐いですし、不安にもなります。しかし、乱取りはガンガン当てたり痛めたりするものではなく、文字通り“乱れを取る”ために行うのですよと先輩拳士より指導して頂いた時に、乱取りのイメージが少し変わりました。
 乱取りを通して見えてきたのは、日常の自分の心です。突然何かが起こった時の自分が思わず出てしまったり、恐くて前に出られない自分や逆に無防備でやみくもに前に出てしまう自分、パニックになりフリーズしてしまう自分などなど様々な自分が出てしまいます。そして最終的に「あぁ、これも自分だな」と、否定したくてもしきれない自分がいました。自分の心の癖が出てしまうのだと思います。
 また、恐れや恐怖、不安といった「乱れ」が人間に良い影響を与えないばかりか、その人の良さを出せない状態にさせるのだと感じました。ですから、乱れを取ることは何事にも動じず、負けない肚を作ることだけでなく、自分の持っている良いものを発揮させることにも繋がるのだと思います。
 とは言うものの、昔よりも少しは前に出られるようになったかなという氣はしています。何かが出来るようになったからと言う訳ではありませんが、続けていれば少しずつでも何か見えてくるのかなと思っています。これから修練を続けてゆく中で、乱れを取り、相手を感じ、自分と向き合い、相手を活かして自分も活かされるよう修練の場でも日常においても体現してゆければと思っています。

(井上 恵以子 記)

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