平成29年10月16日月曜日の修法記

この日の修練では、少年部の指導の後、四段科目の復習を行いました。

少年部では今、龍王拳の技を修練しています。この日は小手抜、片手寄抜の復習を行い、新科目で片手巻抜を行いました。
少年部の指導では、難しい説明に言葉を尽くすよりも、実際に変化があることが重要だと思っています。
理に外れた動きが見えれば、まずはなぜそうなっているのかよく観てあげる。そして「こうなっているからこういう理由でよくない」というのは置いておいて、端的に、だが具体的に「足をここに出す」「手首の力を抜く」という形で、聞いてそのまま意味がわかるように指摘してあげる。
そうして実際に変化があればそのまま数をかけさせてあげたり、場合によっては「そうそう、これはこうだからね」と説明を加えて理解を促してあげればいいかなと思います。
その過程で何がどう違ったのか自らの身体を通して感じ、考え、集中力を養ってもらえればと思います。

その後四段科目の復習では、「半月首投」「逆袖捕」を指導していただきました。
半月首投では、守者はまずその場からいなくなるように指導していただきました。
「相手の逆突を止めるように横から内腕刀を振っていますが、まずは手よりも足が止まらないこと。相手と同じ方向を見るように身を翻し、逆突の力をそのまま伸ばしてあげるようなイメージ。半月受は帯よりも低くなるように、力をもらう時は下に下にと意識する。」
逆袖捕では、相手が掴んでくる力を変えないように、また相手を自分の体側に吸い寄せるようなイメージで入ることを指導していただきました。
「逆手の形を捕ろうと手首を捻ったり大きく体捌きをしなくても良い。相手は袖を掴んできた時点で崩れているから、掴み手をそのまま天の方向に受け流し、相手の肘から手首までを自分の体側に吸い寄せるようにして入る。」

科目の復習では、攻者の力や気の流れを曲げることなく、そのまま自然に受け流し崩れてもらうような操作感覚を指導していただきました。
人は何かを攻撃しようと意識した時点で崩れてはいるが、その流れを押したり引いたり捻ったりして止めてしまい、対立的なコミュニケーションを取るようにできているのだと思います。武道はそれを超える訓練であり、本来あるべき無為自然の意識状態を再開発するための手段であると感じました。

(梅田 海来 記)

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