平成30年1月18日木曜日の修法記

この日の修練では、鎮魂行及び基本修練の後、科目の復習と新科目で足抜(二種)を行い、その後学科を行いました。

科目の復習では、先輩拳士に次にように指導していただきました。

【下受蹴小手投】
「相手の突手を相手から大きく引き離すようにとると、相手は硬直して抵抗しようとしますし、足もついてきます。力の拮抗では体格差で勝ち負けが決まってしまいますので、相手の肘を相手から離さないようにとります。すると相手は安心して、崩そうとしなくても結果的に崩れます。身を翻してとる際に大きく足を開く必要もありません。足は肩幅で良いです。本当に靴を脱いで道場に上がる時に脚下照顧をするようなイメージです。」

【熊手返】
「プロレス技などでもよく取っ組み合って押さえつけ、押さえつけられまいと抵抗して衝突します。手首も硬くて腕力も強い100キロもあるような人に技を返そうとしますが、これはある程度修行をしているような人でも難しいのです。ですので、まずは抵抗する気持ちを捨てて負けます。勝とう勝とうとして負けるのではなく、先に負けます。これには肚が要ります。先に負けると相手は押さえつける対象を失って、結果的に崩れます。」

【合掌突落】
「合掌丁字も合掌片手投もとれない状況で、合掌突落をとります。突き落とすといっても力の限り押さえつけるのではありません。一度転んで起き上がる時に支えてもらっているようなイメージでかけます。ですのでこの時もかけてやろうと思うのではなく、気持ちでは先に負けておきます。」

【足抜(二種)】
「相手が順蹴を蹴って来た際は鋏受、廻蹴を蹴って来た際は掬受を行います。足を受けられたら、相手を大きく蹴離すようにして隙間を開けさせてから抜きます。廻蹴の場合はそれと同時に手をついてそのまま前受身で距離を取るか、馬蹴で体を反らさせて抜くという方法があります。」

この日の修練では、技を掛けに行ったり勝ちに行こうとする意識を捨てることを重点的に指導していただきました。先に負けるということは、相手の力を抜かせるのではなく意識をアースしていることになると思いますので、身体を通して目に見える状況だけで争わないという奥を観る訓練をしているように思います。
「人間というのは意識です」と道院長がおっしゃっているように、意識によって動かされている身体を制するのではなく、意識自体を流すことで結果的に崩れるというあり方を見せていただいて、その肚をつくっていけるように意識したいと思いました。

(梅田 海来)

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