平成30年1月25日木曜日の修法記

本日は、鎮魂行、基本修練を行った後、級拳士の方との試験準備と復習科目、学科を行いました。

副道院長には以下のように指導して頂きました。

●振子突
その場で突くのではなく、振子のように重心が動けているかを意識して下さい。また、出した拳を抱え過ぎている人がいますが、必ず元の位置に戻すようにします。拳は握り込まず小指だけを握るようにして構えます。

●蹴上
蹴った足をそのまま降ろすのではなく、足は前三枚に引き上げます。そして、上げた時と同じ軌道で足を戻します。

●上中二連突
上段を突く時にそのまま前に出るのではなく、突いた拳に身体を寄せてから腰を切り、上段を突きます。一見、そのまま突きをする方が早くて強そうに見えますがそうではなく、一度腰を切り体を変えることで相手への影響が増すのです。

●小手抜
攻者の動きとしては目打をかわし、裏拳が来る前に受けます。次に中段が開いて攻撃されるので、中段をかわしながら下受をします。受けをする時は手を先に出すのではなく足捌き、体捌きを先にすることを意識します。その動きに連動して手が出るようにします。まずは攻撃線をかわす事が大切です。

●学科
拳士の発表
「金剛禅の教え(思想)」について。
 皆さんにとっての理想境とは何でしょうか?読本には平和で幸福な理想社会になることとあります。開祖が「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」と言われたように、自分だけ幸せになるのではなく他人の幸せのために役立つ人間になることが大切です。
 他人を幸せにするにもまず自分が幸せになること。そこで初めて他人を救えるのです。そして、そのためには自己確立が大切です。まずは自己を確立し、自分が幸せになることが周りの人と助け合えることにもなり自他共楽、ひいては世界平和に繋がるのではないかと思います。

・副道院長のお話し
 自己確立とは、自分のしたことに責任を持てるかということです。一人一宇宙と言う言葉があります。一人一人は一つの宇宙として完結していて、その完結した宇宙を持った者同士がお互いを思いやることで世界が平和に繋がるのです。そのためには、以前、道院長もおっしゃっていましたが、遠くの誰かではなくまずは近くにいる人を大切にし幸せにすること、それだけで世界は平和になってゆき、理想境へと繋がるのです。

〈考察〉
 最近は級拳士の方の相手をさせて頂く機会が増えました。本日は見習い拳士の方との相対でしたので、まずは数をかけることを意識しました。私は入門したばかりの頃、疑問に思ったことをその都度質問し頭で理解しようとしていました。しかし、そこで意識が途切れたり散漫になることも感じていました。すると、考え過ぎてしまい動けなくなってしまうのです。なので指導させて頂く時は、まずは何回かやりましょうということをお伝えし、技を掛け合います。そうしていると、お互いに相手をより感じることが出来、どういう所で詰まっているのかや、動きの癖があるのかを感じるようになってくるのです。私はそこから気付いたことがあればお伝えするように意識しています。
 相手の人が技が上手くなる為には、私に出来ることは何だろう?最近はそう意識するようになりました。数をかけることであったり、正確な攻撃であったり、技に掛かりにいくことであったり…今まで指導して頂いてきたことを総動員して、いかにお伝え出来るかを考えています。そうなると私自身が一つ一つの動きについてより深く考えるようになったり、技の原理の逆算をしてみたりと意識も少しずつですが変わってきたように思います。教えていると言うよりも、逆に気付きを貰うことが多いです。
 本日の学科の中でも言われていたのですが、一人一人が完結した存在であるなら、他人の存在は必要ないように思えます。でも、完結している者同士が交流するからこそ気付きや変化が生まれ、お互いを思いやったりが出来るのだと思いました。まずは自分の学びを深め、修練の場だけでなく日常においても近くにいる人と分け合うことで自分も周りの人も成長し合ってゆけるような関係性を創ってゆきたいと思いました。

(井上 恵以子 記)

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