平成30年12月20日木曜日の修法記

本日は鎮魂行と復習科目として「半月蹴」「逆手投」「龍投」、学科を行いました。

先輩拳士には以下のようにご指導頂きました。

「逆手投」
●手先は一番最後に使う
技を掛けにゆこうとする余り、力で相手の肘を何とかしようとしてしまう人がいますが、実際は守者の肘を手先で操作しようとはしていません。相手の肩甲骨から相手の上腕骨を滑らせて自分の肚の前に相手の腕を引き寄せる感じです。動きとしては順突と逆突の形ですね。自分の肚が出来ていないとこの形にはなりませんが、こうして掛けると相手は手首も痛くありませんし、安心して掛かりにいくことが出来るのです。手先を動かすのは形が出来て最後に使うことを意識して下さい。

●思わず掛かりにゆきたくなる技かどうか
技が痛いと相手はなかなか技に掛かってくれません。痛くなく、調和した形を作ることが出来れば、相手は思わず掛かりにゆきたくなるものです。技を掛けられる側になると良く分かりますが、痛い技をされると、この人の技は二度と掛かりたくないなと思うでしょう。この人の技なら掛かっても良いなと思って貰えるかどうかです。有段者は特にどうしたらその形になるのかを研究していって下さい。

「龍投」
●相手と接触している部分を感じる
龍投で相手を仰向けにして投げようとした時に、相手から離れて投げている人がいますが、それでは相手は恐くて逆に踏ん張って崩れることが出来ません。攻者になるとよく分かるのですが、接触している面が多いと安心して崩れることが出来るのです。だから守者も投げ易い。この相手を安心させてあげるという相手への意識を持って形にすることが大切です。

副道院長からは以下のように学科を行って下さいました
【学科】
経験の「験」とは、しるしという意味があります。経験がある人が言うと伝わりますが、頭で考えている人が言ってもそれ位のものしか伝わりません。例えば、どん底を経験したことがある人が言うと伝わるのです。
易筋行の易は変わるという意味が、筋には経絡という意味があり、経絡を変化させていく行ということですか、これは目的までの最短距離を学ぶということなのです。技が上手くなりたいという目的(エサ)があり、そこへいくまでの手段がありますが、本当の目的は別にあるのです。しかし、技が上手くなりたいと思って入門しても、熱心にやり過ぎて身体を痛めては、目的を忘れてしまっている状態の人もいます。これでは目的へはなかなか至ることは出来ません。
大切なことは目的にどれだけ至っているかということです。見える身体を通して、見えない心を変える。道院長を目標として見るのではなく、道院長の見ておられる物、心、思いを易筋行をとおして学んでいって下さい。
来年の目標を立てる時、今の考えの延長ではなく、予想通りでなく想像以上になってゆく、そんな事があるのです。反省は程々にして、するなら変化して欲しいのです。そして、失敗は大いにして下さい。それは行動している証拠です。評価はしないこと。自分はダメだではなく、自分が頼りない存在だということに気付いて、ダーマに帰依する。これでいいのです。
以前、道院長が「説明しても分からないのに、質問しなければ余計に分からないでしょう。」とおっしゃったことがありました。この質問の質が大切なのです。皆さん全体が「底上げ」をしてゆけば、質問の質も変わり、道院長から引き出されるものも変わって来るのです。来年は皆さん「底上げ」を意識していって下さい。

【考察】
本日が今年最後の修練となりました。学科の中でも今年を振り返り、来年に向けての法座をする機会を頂きましたが、自分の今年を振り返ると前半は仕事で遅れたりお休みさせて頂くことが多くあり、やりたいことと現実の差に自分の意識のズレを感じました。休みたい訳ではないのに、休まなければいけなくなった時の何とも言えない感覚がありましたが、その分、休んだ次の修練では参座させて頂けたことへの感謝や自分の意識の変化も感じることが出来ました。また、意識が変化すると共に、技も少しずつですが変化してきたように思います。攻撃されることの恐さが先に出て動けなかった部分がありましたが、形として受け入れて流すことはどういうことなのかを意識すると、少しずつではありますが動けるようになってきているかなと思っています。
しかし、今年はあまり自分から行動することの少ない年でしたので、来年は自らを変革させ、行動出来る年にしたいと思います。本日の学科の中で、副道院長が「失敗しても良いのです。それは、それだけ行動したと言う証ですから。」とおっしゃったことがとても印象に残りました。ともすると、ああなったらどうしようと不安になったり、出来ない理由を考えて行動しないという選択をしがちですが、それではダーマから頂いた可能性の種子を生かせてはないなと思うので、来年は初心に戻り、失敗を恐れず変化してゆこうと思っております。今年1年、ありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。

(井上 恵以子 記)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中