令和元年7月4日木曜日の修法記

本日の修練では、全体で「腕十字固」の復習を行い、のちに有段者は「払受段突」「払受地二」の復習を行いました。

「腕十字固」
数少ない仕掛け技ですが、正面から入らないように。相手の正中線から外れて入り、腕を掴みにいくのではなく、肘からスライドして手首に引っ掛けるようにして掛けます。また手首を返しますが、大元は相手の膝が崩れるようにとります。相手が天を仰ぐ姿勢を作れるように動きます。手首を返しすぎると相手が立つので、返しすぎずに行うように。相手の柔らかさに応じて、効果の出やすい急所の位置が変わるので、柔らかいほど肩に近づいて上にあがっていくようにします。

「払受段突」
一で離れて二で入っているので、それを同時に行えるようにします。足捌きは差替足なので、余計な左右の体重移動ではなく先を取るように真っ直ぐ前に入る要領で動きます。受け手で裏拳打ちを行う段突きなので、手打ちになりがちで、肩より外の体側から攻撃が出ている場合が多いため、必ず正中線通って中心から攻撃が出るように意識を真ん中に置くように心がけています。

「払受地二」
廻蹴をいなす体捌きと、その立ち位置の取り方が重要だと認識しています。下がっているようで前に入ることと、相手が逆突をつきやすい場所に立ってしっかりと攻撃を出し切らせます。その攻撃を弾くのではなく暖簾をくぐる要領でその接点を使って中に入れるようにします。

毎瞬の意識の置き所に注意を払い、それを少し変えてあげる操作で崩れるという「最小の力で最大の成果を生む」コストパフォーマンスが重要だとお聞きします。武道の修練に限らず、その場に最も必要なことなどありのままに見て、思考停せずに要点を捉えた立ち回りを可能にする「想像力」や「感性」を養っていきたいです。

(梅田 海来 記)