令和元年7月11日木曜日の修法記

本日は鎮魂行、基本を行った後、復習科目として「転身蹴」「内受突(裏)」「下段返」を行いました。

副道院長には以下のようにご指導頂きました。

基本
●蹴上
足は肩幅で蹴って必ず元の位置に戻す。
●上中二連突
上中の突き分けを拳3個分しっかりする。
●受け
攻撃が来る所を意識して、しっかり交わしてから受けを行う。受ける手より反対の手を意識する

「転身蹴」
●どの位置に転身するか
相手の両足を結ぶ三角の頂点の位置に入ることが大切です。攻撃を避け過ぎて横に出てしまい蹴りが届いていないことが多いです。影踏みをして遊んだことはありますか?転身する時に相手の影を踏むような感覚で、相手の三角の頂点の位置に入るように意識して下さい。すると相手は動けなくなり蹴りも届く位置に入ることが出来るのです。

●同じ攻撃に対して技が違うのは何故か
「流水蹴」「内受突」「転身蹴」の違いは何だと思いますか?これらの技は攻撃は同じです。しかし、これらは守者の最初の構えや体捌が違うのです。対構だったり、開構や前体重、後体重だったりそれぞれ違います。何故この技に繋がるのかを今一度よく意識しながら行って下さい。

先輩拳士には以下の様にご指導頂きました。

「下段返」
●相手への入り方
当たるのが恐くて外に出てしまい、体も捻って返蹴をしていますが、それでは自分が崩れてしまって反撃が遅くなります。それどころか、相手の蹴りが当たってしまいます。しかし、そのまま真っ直ぐ相手の前に入ると当たりません。相手が蹴りたくても蹴れない位置があるのです。相手のどこに入れば良いかを研究して下さい。

● 自分がどこに入れば安全で相手かつ影響を与えられるのか
下段返は相手に入って蹴返しますが、大切なのは自分の足がどこに入るかです。相手の両足を結んだ三角の頂点の位置に入ると、相手は反撃出来ず弱くなります。自分が当たるのが恐いから外に出てしまう人が多いですが、相手の正面のそこというポイントに入る意識をもって体捌をして下さい。

●相手にスッと入る
攻撃されると同時に相手にスッと入る。これだけでいいです。それを攻撃が恐いからと、大きく外に出たりかわすと体が崩れて、それをまた立て直してからの反撃になるので反撃が遅くなるのです。無理、無駄を省くように意識して下さい。

【考察】
本日は「下段返」を復習しましたが、普段はあまり組まない体格の大きな男性と組む機会を頂きました。最初はなるべく相手の正面に入ろうとしても恐くてついつい横に出て逃げるような体捌になってしまい、相手の蹴りが当たっていましたが、相手の先輩拳士が私の入る位置について「今のはこう感じたよ。」と細かく指導して下さる中で、その恐さが払拭され、少しずつですが相手の中に入ってゆけるようになれたと思います。
また、私が行っていた体捌では蹴返を行うのが遅くなってしまうなと感じていました。指導して頂いた先輩拳士の入り方を見ていると、まるで普通に歩いて相手の方に1、2歩進んだだけのように見えました。とてもシンプルで無理、無駄が無いのです。その姿を見て、自分は余計に逃げてしまい、動きと意識を逆に複雑にしていたのだと思いました。
自分がほんの少しでも最短距離から逸れると相手はそれを敏感に感じ、対応することが出来る。人間とは元々そういうことを感じることが出来る存在なのだと思いました。中心に入られると感じられないけれど、そこから少しでも外れると感じて反応出来る。だからこそ、本当に効果のある技は、無理・無駄が無く、力も最小限に留め、シンプルかつ最短で行うものなのだと思います。
これからは、無理・無駄の無い技や動きをしてゆきたいと思ったのと同時に、意識の上でも無理・無駄を無くし、心やコミュニケーションなど大切な事をもっと大切にして日常に生かしてゆきたいと思います。

(井上 恵以子 記)