令和元年10月3日木曜日の修法記

 

本日は基本稽古の後、復習科目として「十字小手(片手)」「切小手(片手)」「腕巻」の修練を行いました。

以下のように修練しました。

「十字小手(片手)」

相手の合谷を自分の胸につけて極めるようにし、相手の手が自分の身体から離れないようにします。相手の腕がS字になるように技を行いますが、押し込むのではなくて相手がこちらに寄ってくるように誘導するように行います。技をかける際に脇が開いているので、しっかりと締めるように指導して頂きました。

「切小手(片手)」

よく相手を押してしまっていたので、掴まれた場所から動かさないようにして技を行いました。相手の手首ばかりに意識が集中してしまっていたので、手の小腸経の経絡を伸ばすように研究しながら行いました。

「腕巻」

後輩拳士の新科目として修練しました。動きを正中線から引いたり出したりという部分や、自分が真っ直ぐに立って行うことをお互いに注意しながら行いました。また一つ一つの動作が無意味にならずに、しっかり相手に影響していくことも確認しながら行いました。

〈考察〉

自分の意識の焦点が目に見える部分だけになってしまっているので、少林寺拳法の理法である経脉の理をより意識して行いました。小手だけを攻めると押さえつけたりやり返そうと動いてしまうのですが、うまく経脉を意識すると逆にもらいに行くような動きの方向性になるように感じました。

明確に捉えられない微妙な感覚に目を向けようとした時に、相手や状況に自分が左右されてしまうとそういうものを感じる余裕が無くなってしまっていました。いかに平常心で視野を広げられるかということが、自らの可能性を広げることに繋がるのではないかと思います。道場では修練を通してその原因と結果が形としてすぐに見ることが出来ますので、その都度、自分をどう変えていくかということが重要かと思いました。

(柴田 千博 記)