令和元年10月7日月曜日の修法記

この日の修練では、基本稽古の後、全体で「両手寄抜」「両手巻抜」の復習と、少年部で「天地拳第六系」の指導を行いました。

「両手寄抜」

小手を抜く意識が強く、一番ストレスがかかっているポイントを無視して手首全体を抜こうとしている。また、寄りながら抜こうとすると相手を押し込んでいる場合も多い。

そこで、相手の手首の中でも親指を切ることと、母指球筋を人差し指あるいは中指の腱に沿って十字に交わる場所で鈎手守法を取るように意識していただきました。その上で、相手の親指を通って皮膚を少しひっかけてくることで、こちらの丹田に相手の重心を収めるような、力が流れ続けている状態を作るように意識していただきました。

右手を抜いてから左手を抜く際、流れで抜いている方もいましたが、まずは左手の鈎手と右手の握拳をしっかりと構えて相手の正中線を捉え続けるよう意識していただきました。有段者でも脇が開いたまま構えていたり、意識の向かう先が散漫になっていることもあります。

「両手巻抜」

両手寄抜同様小手全体を抜く意識が強く、ストレスがかかっているポイントをしっかりと感じていただくようにお伝えしました。

相手が力んで目一杯押して来た場合、手首を返せず押し負けている方がいましたが、この場合、小指の付け根に対して接点を垂直に置いて切り返そうとしています。その接点を先端の方にスライドし、かつ手首ではなく肩甲骨を返す意識で行うと楽に返すことができます。

「天地拳第六系」

新しく天地拳第六系を行い、一系から五系までの復習も行いました。

全体を通して力みや曖昧な動きを修正し、しっかりと動作に氣を通す意識で行いました。突きも受けもどの一点を狙い、かわすのか、正確にしかし大きく動くことが重要だと思いますので、引き続きその点は注意深く観ていくつもりです。

(梅田 海来 記)