令和元年11月18日月曜日の修法記

本日は基本稽古を行った後、各自で大会に向けて演武の修練を行いました。

副道院長には以下の様にご指導頂きました。

「居捕逆小手」
●動きを大きく見せるには
動きを大きく見せようとして手元だけを大きく動かしても全体的に見るとあまり変わらないのです。自分が動くとしたら、自分の中を動かすことです。すると相手の動きも変わるので、大きな動きが出て来るのです。

●誘った手をどこに持っていくか
掴んで貰うために誘う時に、相手が掴もうと動き出した時から守者の手を少し自分の中心に持ってくるようにします。すると相手の勢いが弱まり、大きな動きにも繋がります。

「居捕送小手」
●掛手を意識する
掛手をすぐに持ってゆきたい場所に持っていくと動きが小さく見えます。掛手をする時に相手の正中線を触ろうとする動きや意識を持って掛手をおこなうと、相手の動きが一瞬止まり相手への影響も大きくなります。

「切返投」
●相手をしっかり崩してから投げる
相手が崩れていないと、投げる時に自分が振り回されてしまっています。遠心力を使うと相手の勢いに持っていかれます。相手の勢いを止め、崩してから投げる。そうするには自分の豆状骨を支点にして少し上げる、すると相手の動きは崩れます。それから身体を入れ替えるようにして動くと自分はコンパクトに動けて、相手は大きく動いてくれます。

「下受蹴」
●体を変えて誘いながら、相手の攻撃の的を絞る
八相構をして、相手が突いてくる瞬間に少し構えを変えて攻撃される場所をより限定します。その動きに相手は反応するので、その瞬間に相手のエネルギーを貰って返しながら投げます。

【考察】
演武をしていて大きな動きで表現したいと思った時に、私は、単に自分の動きを大きくすればいいのだと思っていました。しかし実際は、自分の動きばかりを大きくしても相手の動きはあまり変わりませんでした。また、今回の演武ではシンプルな動きの技が多いため手先や足先の動きを大きくすると違和感が出てしまうとも感じました。本日、副道院長にご指導頂いて気付いたことは、動きを大きく見せるには自分の中にあるものを動かさないといけないということです。私は手先や足先といった外見だけで何とかしようとしてしまっていましたがそうではなく、目に見えない背骨や丹田、意識に至るまで内なるものを動かして初めて動きが大きくなるのだと思いました。すると、相手の動きも大きな動きになり技が掛かっているという表現にもより繋がると思いました。
大会まであと僅かですが、相手の方と共に技を通して内なるものを意識し、ぶつからず調和するとはどういうことなのかを表現出来るように課題を深めてゆきたいと思います。

(井上 恵以子 記)