令和2年3月5日木曜日の修法記

この日の修練は、各自近い階級同士で分かれて、科目の復習を行っていました。

私は、小さな子供を連れてきているので、ほとんど参加出来ませんが、ところどころ見れるときは見て、見取り稽古をさせていただいています。

相手がいて、身体を動かしての稽古は出来ませんが、「自分だったらどうするだろう」と思いながら、全体を俯瞰して観察することができるので気付くところも多いです。

皆さん、技の形や手順は覚えているので、いかに効率良く、効果的に技がかけられるかというところを研究されていたようです。

スピードや勢い、力ずくではなく、技の質を良くしていこうと言う皆さんの姿勢がすごいなと思いました。

上手くいかないときに、検証すべき点はたくさんあります。

そもそも、形はあっているのか。指先や足先の方向、掛け手、運歩。

攻者の攻撃は正しく行っているのか。

当て身の五要素はどうか。位置、間合い、当て身の角度や速度、そして虚実。

また、相手を崩す方向。

心理的要因。生理的要因。経絡や解剖学、物理学的に見てどうか。

などなど、色んなところから検証していくことで、最終的には相手を深く知り、また同時に自分自身も深く知ることに繋がるのではないかと思います。

また、相手を倒すと言う現象だけにこだわるのではなく、結果として倒れる、という現象を導きだすにはどうすれば良いのか。

最終的に、調和的な関係になるためにはどうすればよいのか。

そういう創造的な修練になっていけると良いなと思いました。

(嶋立 歩美 記)