令和2年3月26日木曜日の修法記

3月26日(木)の修練では、少年部は「腕逆捕」「巻小手」「突天二」を行いました。

「相手の状態を感じること」をテーマに取り組みました。

「腕逆捕」

はじめは、相手の頭を落としたいのに攻者側が

自らその邪魔をしている状態でした。まっすぐにお辞儀するときに左に引かれたり、反対に押されると身体が固まってしまうが、本来楽に倒れる流れ、経絡を感じること。そして相手を落としたければ、まずは浮かせること。そのための体捌きと立ち位置、掛手のコツを修練しました。

「巻小手」

1つに親指の根本を殺す掛手が要となります。これが活きていると腕を持っていかれてしまう。しかし掛手を意識しすぎるあまり、これをぎゅっと握り込むと途端に相手の中に流れが戻っていってしまう。そこでいつも指導を受けている通り、こちらも活きた手で手を掛けなければならない。その後自分の正中軸の前に相手を小さくたたんでまとめる。

握り込む意識、押し込む意識が強く見えたので、自分視点の肝所を意識する以前に、技の目的である「相手の力を抜いて倒れてもらう」を再確認しました。

「突天二」

身体の中心以外で手先で受けていたので、腰が引けて、受けは上半身全体を網羅できていなかった。手先ではなく、腕自体の重さと、腰を落とす2つの重力で受けなければならない。

そこで腕自体の重さを感じてもらうために、力を抜いて腕をぶらぶらと振り落としてもらったが、本人は力を抜いているつもりでも、肩に力が残っていた。自分で制御しているので、それを感じて抜いていかなければならない。

この日もコロナに負けず、修練に励んでいました。

武道修練において、意識の持ちようによっては危機的に見える状況ですら、実態はそうではなかったと気づくことがあると思います。「ピンチはチャンス」を身をもって体感し、各々が日々の中でその気づきを活かしていきます。

同時に有利な状況を不利な状況に変えていたのは自分だったということも、また気づくことがあると思います。

そういう自爆行為をしないことが一番ですし、陥っても自分で気づくことが大切だと思いますが、これは俯瞰で見るととてもわかりやすいのです。

社会や武道を通じて学べることを、我が身に省みて進んでいければと思います。

(梅田 海来 記)