令和2年10月1日木曜日の修法記

本日の修練は、基本稽古を行った後、法形の復習を行いました。

・開足中段構からの順突、逆突

開足中段構はやや前傾姿勢になる。イメージは前から風を受けて立つようにする。頭が前に出るのではなく、腰が前に出る。そうすると足で踏ん張った状態になるので、その踏ん張る力を膝で抜き、突きへ変換させる。膝と足先の方向が力の出る方向なので、突き手と同じ方向へ向ける。上段・中段突の場所が定まっていないので、自分と同じ身長の相手を想定し、上段と中段の突き分けを意識することを副道院長から指導していただきました。

・内受突(裏)

振身をしながら内受をするが、足が外に出ない、膝を内側に曲げて振身をすることで、頭が外に傾き、もとへ戻ろうとする力を受けに伝える。また、受けは相手の腕の下半分を受ける。イメージは振身をして相手の引手を触れにいくようにして内受を行うことを副道院長から指導していただきました。

・外押受突

攻撃の振打は自分の肩で突手を隠し、相手に攻撃方法をさとられないように行う。外押受は受手の中に自分の頭が収まることを副道院長から指導していただきました。

・両手熊手返

攻撃を行う際に、相手の手の甲の指の骨の間深くからこちらの指を入れて相手の肘を出すように行うこと、守者は相手の攻める方向に従いながら相手の下に入り、片方の手は閂の形を作る。この際自分の肘から掛けることを副道院長から指導していただきました。

・考察

法形科目とは少し違う稽古として、意識の伝え方を研究しました。技を掛ける側がどこを意識して行うかで相手に伝わる影響に変化があることを教えていただきました。相手のどの部分を意識して掛けるかもそうですが、まず相手に力を伝えたい箇所と同じ自分の箇所を意識してから掛けると変化がありました。日常生活、人生においても重要な意識の使い方だと思いました。こちらがまず見えない部分の意識を働かせてから行動に移すと相手への影響は大きくなるのだと思いました。「働」という漢字は亻に動と書いて働くとなりますが、それもやはり人が動くということは意識と身体を両方動かしていかねばならないということではないかと思いました。修練を人生に活きるヒントを得れる修練をより考えていこうと思いました。

(山崎 颯太 記)